食品産業で求人を出しても、人が集まらないという記事を目にしました。
※参考資料 農業協同組合新聞
日本政策金融公庫さんが
食品関係企業を対象に「労働力」について調査を行ったところ
有効回答があった約2,500社の内、半数近くの1,100社が
労働力が「不足」していると回答した。
労働不足の原因としては
ダントツ一位で「求人に対して応募がない」となっており
募集しても人が来ないのが現状である・・・
次いで多いのが「離職率が高い」という回答で
そもそも人が集まらないから、働いている従業員への負担が大きくなり
採用しても続かないという、悪循環になっているのが今の食品産業界だ。
特に深刻なのが「飲食業界」で、労働力不足と回答した
95%以上もの企業が、求人を出しても応募がないと悩みを抱えている・・・
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人が集まらない、でも企業としては求められている食品を
お客様に提供しないと存続できない、だから無理にでも人を集める!
もしかすると人員に余裕があれば採用しなかったような
募集している条件に見合わない人材を
人が居ないからという理由で採用している!
というケースもあるかもしれません。
ただ入社したばかりの知識や経験がないスタッフや
過酷な労働条件で、生産もしくは調理された食品は
品質が落ちてしまうというリスクを背負っているのです・・・
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実は・・・食品の品質と労働条件って 深いつながりがあるんだよ!!
しかも人員不足だと仕事を教える時間が取れない、
充分な教育が出来ていないという問題に繋がります。
そんな状態で作られた商品で、何か大きな食品事故が起きてしまうと
あっという間にSNSで広まり、天井知らずに
食品の品質への要求が高まります・・・
そして更に食品産業で働く人達への負担が増えるのです!
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簡単な道のりではないと思いますが、フードロスに目を向け!
とにかく大量生産!で、余ったら捨てていた今までの食品業界から
必要な数量だけを作ったり、余ったらフードバンクに寄付して
出来るだけ「捨てない」という
食品の「省エネ」を進める時代になったのかもしれませんね。
2017.12.7 mint