惣菜店の「でりしゃす」で販売された
ポテトサラダを食べた人達が「O-157」に集団感染したという食品事故ですが
最終的に女児の命を奪うという、大きな問題に発展してしまいました・・・
関連記事
現時点では集団食中毒の明確な原因の特定には至っておりませんが
店舗で使用されていた不特定多数の人が利用する「トング」を要因として
ポテトサラダが汚染されてしまった可能性が高いと見られています。
関連記事
僕も食品企業で働く生産者であり、同時に一消費者でもありますが
食材が安全であると信じて購入し、何の疑いもなく食べています。
O-157に限らずですが、微生物は目には見えません・・・
ということは
食材を盛り付けるトングが汚染されているかどうかなんて
見た目には誰にも分からないのです・・・
極端な話、ウイルスに感染した人が
剥き出しになった食材の前でクシャミをするだけでも
その食材は汚染されてしまうのです。
今回の事故を教訓に食材のパック販売が
食品業界のスタンダードになっていくと思いますが
加熱した食材=安全ではなく!
保管状態によっては「危険」な食材になると思って
口にする食品を選んで下さい。
コンビニのレジ前で、おでんが販売される季節になりましが
お湯(ダシ)の中に浸かっているから安心ではありません!
「はんぺん」など、具材によってはダシから浮いているものもあるはずです。
その食材を掴むトングが汚染されていたとしたら
熱を加えているはずの「おでん」でも
食中毒になる可能性があるのです!
微生物は人の命を奪うことがあります!
しかも見えません・・・
僕ら生産者が注意するのは当然の事ですが
食材を購入するあなた自身も
微生物から自分の身を守ることを心がけてみて下さい。
2017.9.14 mint