長野県の老舗旅館で、食事の締めに出された
お茶漬け用の「だし汁」が「洗剤」と間違って提供されたという事故で、
宴会場で夕食をしていた男女10人のグループのうち、
「3人」が病院に搬送されています・・・
症状としては、のどの痛みや舌が痺れるというもので
現在は回復に向かっているとのことです。
この事故が何を意味するのか?というと・・・
「洗剤」が食中毒を引き起こしてしまう可能性があるということが、実証されたのです!
食品工場や飲食店、もちろん家庭でも
加工エリアや調理場では必ず!洗剤を使用しています。
洗剤は汚れを落とすためには必需品となるのですが、
残留してしまうと、食中毒事故に繋がる物質になってしまいます・・・
化学物質として異臭や味に違和感を感じさせることは、
当然のことなのですが、汚れを落とす役割を果たすということは
使用している洗剤の泡の中には、微生物が包み込まれているのです!
泡の状態だと残留していることが確認できるのですが、
時間が経つと、泡の状態ではなくなり、液体になってしまいます。
しかもどれだけ残留しているのか?なんて
手触りや泡の有無でしか確認できないのです・・・
洗浄の対象物だけではなくて
洗剤が付けられたスポンジはどうでしょう?
スポンジに洗剤が残留していると、内部で微生物が増殖して
汚れを落とすために使用したスポンジを介して
逆に微生物を付着させてしまう可能性もあります。
食品と洗剤は深い関係性がありますが、
洗い残しや取り間違いには、細心の注意を払いたいですね。
体調を崩された方が一日も早く回復することを願っています。
2018.11.17 mint