現在、食物アレルギーで表示が「義務」になっているのは
卵、乳、小麦、そば、えび、かに、落花生(ピーナッツ)の「7品目」です。
この7品目が、特定原材料と呼ばれているのですが、
準ずるものとして表示が「推奨」されている食品が「20品目」あります。
※あわび、いか、いくら、鮭(さけ)、さば、りんご、バナナ、オレンジ、
キウイフルーツ、もも、牛肉、豚肉、鶏肉、大豆、まつたけ、くるみ
やまいも、ゼラチン、ごま、カシューナッツ
実は上記の20品目には、表示が義務付けられておりません・・・
と言うことは、こんな場合はアレルギー表示をしなくてもいいのです!
例えば、複合原材料(2種類以上の原料から作れる原材料)で
3種類以上の原料が混合されていて、配合割合が3位以下で
使用量が5%未満なら「その他」と表示して
原材料名を省略することが出来ます。
このような場合に、特定原材料に準ずる20品目が含まれていると
表示されていない可能性があるのです!
複合原材料はハンバーグや、から揚げなど
僕らの身近にいくらでもあります。
例え使用量が少なくても、少量でアレルギーを引き起こしてしまう
人が居る限りは、多い少ないという量は関係ありませよね?
世の中には今回、挙げた27品目以外の食品でも
アレルギーを引き起こしてしまう方も居るのです・・・
アボカドを食べると喉が痒くなるという事例も、身近にあります。
特定原材料に限らず「全て」の原材料が、表示されるような
世の中になることを願うのは、私だけでしょうか?
せめて特定原材料に準ずるものは「推奨」ではなく「義務」にして欲しいですね。
2018.3.1 mint