こんばんは。
たまたま、パソコンを開いたら
「かつ丼に毛髪が入っていると、嘘をついて現金をだまし取る男を逮捕!」
こんな記事が目に入ったので、どんな内容だろうと、気になって読んでみました。
過去にも似たような?コラムを書きましたので、興味がある方は読んでみて下さい。
【関連記事】 |
食品業界で「毛髪混入」という問題は、永遠のテーマとも言えるぐらい、
どの会社でも、発生しているご指摘です・・・
「カタラーゼテスト」という試験をすれば、
その毛髪に熱が加わっているのか?が、分かったり、
顕微鏡で拡大してみれば、獣毛かどうかの確認や、毛の色や長さは、確認出来ます。
更に踏み込んで、PCR検査をすれば、DNAは特定出来るのかもしれませんが、
従業員のDNA情報を把握していて、その混入した毛髪の検査をして、
私どもの従業員のものでは、ございません!というのも、
個人情報の問題や、容器や包装資材に付着している可能性があるので、
そこまでやったとしても、混入経路が特定出来ないことが、ほとんどです・・・
というより、特定のしようがありません。
という事は?
「食品に毛髪が混入していた」と言われれば、受け入れるしかないのが、現状です。
今回の事件は、カツ丼代の「540円」をだまし取ろうとした、
会社経営の方が、他にも多数、同様の手口で、数件の問題を起こしていて、
取り調べで、容疑を認めたので、逮捕という事で、ニュースになりましたが、
「毛髪」や「虫」など、今の技術では、機械で排除できないものは、
自らを守る対応が、難しいケースが多いです。
今回は、容疑を認めたという結末になりましたが、
複数の防犯カメラに、毛髪混入で返金を求めている画像が証拠として残っていて、
そんなに一個人に集中して、毛髪が混入するはずがない!という、
一般常識に当てはめても「相手の方が、認めなければ」、
証明できないのが、今の食品業界ではないでしょうか?
特に飲食店を含め、最終商品をお客様に販売している店舗は、
何も言い訳が出来ない状況になる事があるので、お気を付け下さいね。
【関連記事】 |
技術革新が更に進み、毛髪混入の問題が、解決する方向に進むことを願っています・・・
2021.2.7 mint