こんばんは。
コカ・コーラさんが販売している
「カナダ ドライフルーツ ジンジャーエール オレンジ」に
カビが付着していると、最終ユーザー様からのご指摘を受け
万全を期して40万本の商品の自主回収を発表しました。
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ペットボトルに入れられた飲料は
殺菌された中身を「無菌」で管理された部屋で
自動的に充填しています。
炭酸はpHが5以下であるため
残念ながらカビや酵母はpH5以下でも増えてしまいます・・・
今回の商品事故の明確な原因は、明らかになっていませんが
カビは落下菌検査の項目になる程、一般的な微生物で
しかも!舞い上がって、どこにでも移動します。
恐らくペットボトルやキャップ、製造環境のどこかに潜んでいたカビが
商品に付着してしまったのでしょう・・・
ところで40万本の回収とは、企業にどれほどの損失をもたらすのでしょうか?
当該商品は139円(税込み150円)なので
すべて販売済みだと仮定して、返金したとすると
139円×40万本=55,600,000円(5,560万円)
仮に商品の製造や流通や保管に1本50円かかったとすると
50円×40万本分=20,000,000円(2,000万円)
製造費用や廃棄費用を考えると
約1億円近くの損失になるのではないでしょうか?
小さな微生物でも、最終商品に混入したとなると
企業にとっては大きなダメージになるのです・・・
たかが微生物と侮っていてはダメですよ!
余談ですが先月のサントリーさんの
「340万本」の自主回収は、単純計算で今回の8倍以上・・・
純利益で8億分の損失って、かなりのダメージですよね。
※金額の計算は正確ではありません。
品質管理は利益は生まないかもしれませんが
会社を守る大切な仕事なのですよ!!
2017.8.5 mint