2019年3月7日から4月5日までの約1ヶ月!
厚生労働省が「食品の営業規制に関する検討会」についての意見を募集しています。
現在、営業許可が必要な業種は「34業種」ありますが、
昭和47年から35年間、見直しがされていません。
現状は営業許可が必要な34業種以外の業種については
営業者を把握する仕組みが存在しないのです。
例えば「カット野菜」は、営業許可がなくても、製造や販売が出来るので
野菜を大量にカットしてサラダとして販売していても
該当する都道府県の保健所は、事業所を把握していない可能性があります・・・
2020年までにHACCPを制度化するという大きな目標を達成するためには
食品を製造している事業所をもれなく把握する必要がありますよね?
その為には、営業許可の対象となっていない業種を許可の対象としなければいけません。
ただ、営業許可の業種を必要以上に増やしすぎてしますと、
許可を出す保健所も、複数の許可を取得することになるかもしれない事業所や
少数で運営している工場などの負担が増えてしまいます・・・
そこで今回、意見を募って現実的で運用可能な仕組みを構築するのが狙いです。
食品業界は「安全」をキーワードに、目まぐるしい変化をしていますが、
負担ばかり増える改革ではなく!
安全を確保しながらも、製造者が楽になる道を見付けていきたいですね。
2019.3.14 mint