東京名物とも言える有名なお菓子「東京ばな奈」パンダバナナヨーグルト味で
包装テスト品が間違って販売されたという事故が発生しています。
内容としては包装の状態を確認するために
意図的に小さな穴を開けたテスト品が販売されてしまい、
お客様からのお申し出で、その事実が発覚したというものです。
テスト品は包装している表面にマジックで大きく「×印」が記載されていて
尚且つ、穴が開いている部分を丸で囲っています。
ここまで混入防止対策をしてても、テスト品が出荷されてしまうのです・・・
では、どうすればこの事故が防げたのでしょう?
大量に生産している商品は、包装から箱詰めまで自動になっていることが多いです。
恐らく横ピローという方式の包装形態で、包装された商品が
コンベアの上を自動的に流れていって
無人のまま箱に詰められるという動線になっていると思います。
意図的に穴を開けた商品はラインの途中から
人が商品を流したのだと思いますが、
せっかく目印とした「×印」が、コンベア上で下面になっていたら
後の工程で見付けることは困難になります。
袋に一周分マジックで線を入れて、裏表に「×印」を付けるとか
テスト終了後には必ず、テスト品が全て回収されていることを確認しておかないと
ただ「×印」を付けるだけでは、誤って出荷してしまう可能性があるのです。
その他にも関係する人達に○○日の○○時に
テスト品を流すから、注意して確認しといてね。
最終的にテスト品を回収するまでは、出荷しないでね。と
アナウンスをしておかないと、誰にも気にされず
いつも通り出荷されてしまいます・・・
テスト品を出荷してしまった!という事故は
「出荷前」に必ず回収していることを確認すれば防げます!
自動化が進んでいる今の時代だからこそ
些細なことでもコミュニケーションを取りながら、作業を進めたいですね。
2018.11.21 mint