ローソンさんで販売している
「からあげクン」にビニール片が混入するという
事故が発生しております。
混入原因は肉の乾燥を防ぐために
被せていたビニールを撤去しないまま
誤って成型機に投入してしまったというものです。
ビニールの大きさが90×70cmということなので
そんなに小さいものではありません・・・
成型機への投入は自動ではなく
恐らく人が実施していると思うので
ヒューマンエラーを要因とする
事故である可能性が高いのですが
今まで、同様の事故が発生していないことから
余程のことがない限り、起きないような
イレギュラーなことが重なったのだと思います。
ビニール片は残念ながら
X線を用いた異物検出機や
金属検出機でも発見することが出来ません。
仮に90×70cmのビニールが混入したことに
成形された後に気付いたとしても
粉々になっているはずなので
全てを取り除くことは現実的ではなく
対象となる製品は全量廃棄となります・・・
対策としてビニールの色を変え、
数量確認をする!となっていますが
そもそもビニールにこだわる
意味があるのでしょうか?
乾燥を防ぐことだけを
ビニールの目的としているなら
ステンレスの食缶に肉を入れ、
ステンレスの蓋をする!でもいいのでは?
どこまでのレベルで
ビニールの状態を確認するのかは分かりませんが
小さな破れまで対象としているとすると
大量生産する商品なら混入しない保証をするには
現実的ではない気がします。
ビニールにこだわらず
別の素材で乾燥を防止する方法も考えてみると
再発防止についての視野が広がるのかもしれませんね。
もちろん!素材を変えるなら
商品の官能検査(味など)を確認する必要がありますが。
2017.4.12 mint