異物混入だと嘘をついて現金をだまし取る手口の行く末・・・

FQD 2021.2.7コラム

こんばんは。

たまたま、パソコンを開いたら

「かつ丼に毛髪が入っていると、嘘をついて現金をだまし取る男を逮捕!」

こんな記事が目に入ったので、どんな内容だろうと、気になって読んでみました。

 

過去にも似たような?コラムを書きましたので、興味がある方は読んでみて下さい。

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食品業界で「毛髪混入」という問題は、永遠のテーマとも言えるぐらい、

どの会社でも、発生しているご指摘です・・・

 

「カタラーゼテスト」という試験をすれば、

その毛髪に熱が加わっているのか?が、分かったり、

顕微鏡で拡大してみれば、獣毛かどうかの確認や、毛の色や長さは、確認出来ます。

 

更に踏み込んで、PCR検査をすれば、DNAは特定出来るのかもしれませんが、

従業員のDNA情報を把握していて、その混入した毛髪の検査をして、

私どもの従業員のものでは、ございません!というのも、

個人情報の問題や、容器や包装資材に付着している可能性があるので、

そこまでやったとしても、混入経路が特定出来ないことが、ほとんどです・・・

というより、特定のしようがありません。

 

という事は?

「食品に毛髪が混入していた」と言われれば、受け入れるしかないのが、現状です。

 

今回の事件は、カツ丼代の「540円」をだまし取ろうとした、

会社経営の方が、他にも多数、同様の手口で、数件の問題を起こしていて、

取り調べで、容疑を認めたので、逮捕という事で、ニュースになりましたが、

「毛髪」や「虫」など、今の技術では、機械で排除できないものは、

自らを守る対応が、難しいケースが多いです。

 

今回は、容疑を認めたという結末になりましたが、

複数の防犯カメラに、毛髪混入で返金を求めている画像が証拠として残っていて、

そんなに一個人に集中して、毛髪が混入するはずがない!という、

一般常識に当てはめても「相手の方が、認めなければ」、

証明できないのが、今の食品業界ではないでしょうか?

 

特に飲食店を含め、最終商品をお客様に販売している店舗は、

何も言い訳が出来ない状況になる事があるので、お気を付け下さいね。

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技術革新が更に進み、毛髪混入の問題が、解決する方向に進むことを願っています・・・

 

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2021.2.7 mint