定食屋の「やよい軒」さんが
お客様より「おかわり」をしている人も、していない人も
同じ値段なのは不公平だという意見を受け、
一部の店舗でテスト的に「おかわり」を有料にすると発表しました。
この件についてフードロスの観点からの意見を申し上げると、
予想外にお腹がいっぱいになって、半分しか食べてないのに、
全部食べた人と同じ料金なのは不公平だ!という意見でも同じことだと思う。
おかわりをして決まった分量よりも食べ過ぎるのは、残さないからいいのだけど、
食べきれないのは、フードロスにつながってしまう・・・
「おかわり自由」が不公平だというのなら
ご飯やおかずの分量を減らして
その分、割引するというサービスも合わせて実施してみれば
フードロスが少しは減るかもしれない。
今回のおかわり有料化のテストは
「改めて定食の価格と、おかわり自由の価格を設定し、
お客様の評価を把握する一環」だとコメントしていますが、
各店舗で、提供したどの食材が食べ残されていて
購入しているどんな食材が余っているのか?
それを把握すると、各定食の必要な分量が把握出来るのではないだろうか?
人によって、食べる分量が違うから設定することが難しいのは分かるのですが、
調理場のゴミ箱を見れば、何が食べ残されて廃棄しているのか?把握出来るはずです。
やよい軒に限らずだが、多くの企業は利益を考え、分量を減らして「安く」するよりも
分量を増やして「高く」することを選ぶことが多いです。
ただ・・・廃棄している食材に目を向けて下さい!
その「元」商品を廃棄するのにも、費用が発生しているのです。
その他にも食材を保管する冷蔵庫や保管庫の能力も、
食材を入れすぎると能力が低下しますし、
洗い物の作業も廃棄すると一手間増えます・・・
その全てを考慮すると量が多い=正義ではないのです!
不公平さを見直すには「おかわり」の有料化だけでいいのでしょうか?
必要以上に盛り付けられた定食を残している人は居ませんか?
2019.4.17 mint