先日、チョココルネに
金属製の型を取り付けたまま販売してしまい・・・
そのパンを食べた方の歯が折れるという、大きな事故が発生しました。
金属製の型というぐらいなので
小さなものではありません・・・
10cm以上ある、大きな円錐形の金属です。
製造工程としては
円錐形の金属型(コルネ管)にパンを巻き付けてから焼き
焼き終わってから、円錐形の型を抜いた部分に
チョコを投入するというシンプルなものです。
型が金属なのは、焼き工程で熱を加えるので
プラスチック製だと溶けてしまうという理由だと思います。
硬質異物を除去しているのですが
工場で大量生産しているような企業ではなく
店舗で必要数(少量)作って、販売するような場合では
当日、生産した商品に、問題(異物混入)がなかったのか?を
確認していることが多いです。
今回の事故は、数量確認が徹底出来ていなかった・・・と
事故を起こした会社は説明しているようですが
人が確認するような項目は
ヒューマンエラーが起きることも考え
何重にも数人で確認する必要があります。
道具の管理方法も、どの場所に何が何個ある!
という事が一目で見て分かるように
数量や写真を掲示するなどの工夫が必要です。
今まで問題が起きたことないから
これからも起きないだろう!
この気持ちの油断が、大きな事故に繋がってしまいます。
どの食品会社にも言えることですが
いつまでも忘れないでいたいですね。
2017.4.3 mint