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大手米菓メーカーのせんべいに金属片混入で怪我・・・

こんばんは。

 

大手米菓メーカーの「ソフトサラダ」に

金属片(径0.3mm、長さ12.3mm)が混入しており

小学生の女の子が、口の中を怪我するという事故が発生しております・・・

 

 

混入経路としては、給水配管内に異物を取り除くために設置している

「ストレーナー」という、金属製のフィルターを洗浄する時に使用していた

金属ブラシの一部が、商品に混入してしまったというものです。

 

対策としては、食品工場内での金属ブラシの使用を禁止する!

という事になっています。

 

この商品は金属検出機という

金属異物を発見する機械を使って、異物除去をしていたのですが

金属片を見付けることが出来ずに商品化されています。

 

実は・・・

金属検出機は磁界の乱れで異物の有無を判断していて

金属ブラシのような細長い物は異物の向きによって

検出感度が大きく変わってしまうのです。

 

直径が0.3mmの金属線なら

向きによっては0.3mmの点でしか

機械では検知出来ないこともあります。

 

しかも、機械が異常なく動いているのかどうかの確認は

テストピースと呼ばれる「球状」の金属を機械に通過させ

排斥するのか?を確かめるという方法です。

 

 

と言うことは「球」なら方向は関係ないのですが

「線状」の金属異物は向きによって

機械の設定値の下限をすり抜けてしまうことがあるのです。

 

 

僕も実際に金タワシを商品に貼り付けて

縦方向と横方向に、金属検出機を通過させてみたことがあるのですが

向きによっては金タワシが商品に貼り付いていても

異常品として排斥しませんでした・・・

 

今回の金属ブラシの混入事故は

せんべいに混入した金属の方向がたまたま

金属検出機の感度が低い向きに入っていて

見付けられなかったものであると推測します。

 

ただ当該メーカーは、拡散性はないという判断から

同じ日に生産した商品の回収は「しない」し

不安を煽るので、公表もしないという措置をとっています。

 

個人的にはブラシの抜けが、混入したもの「だけ」で

他の商品には入っていない(拡散性はない)保証を

どうやって担保したのかが不思議です??

 

まずブラシの本数を数えるのは、現実的ではないし

可能だったとしても一部が切れたというケースなら

本数を数えるのは何の意味もありません。

※本体の数ではなくブラシの毛の本数です。

 

未使用の物と重さを比べて、回収したであろう

混入した異物と、該当するブラシの総重量が一致するから

混入したブラシは他にはない!という判断も説得力がありません。

※ブラシの重量には必ず誤差があります。

 

ましてや金属検出機を通過させている商品で

実際に事故が起きているのに

拡散性がないという判断は理解できません・・・

 

金属検出機の他に

X線を使用した異物検出機を使用しているから?

問題発生当日も使用していたはずなのに検知していませんよ。

X線も照射している部分に対して、異物が通過する長さで感度が変わるのです。

商品の厚みも影響しますし・・・

 

同じ日に生産した他の商品から

金属タワシが混入したという事故が起きていないから

公表も回収もしないという判断は、大手企業としては危険な判断だと思います。

関連記事

商品事故を公表する必要性について

食品の自主回収情報を報告!することを義務化

 

僕は個人的に、亀田製菓さんが販売している「柿の種」が好きでよく食べるのですが

金属片が入ってたラインと同じ場所で、生産していたとしたらって考えると・・・

次から食べるのが怖いですよね。

 

消費者の方からすれば、混入した異物に危険度のランクはないと思いますが

金属は特に危険異物ですよね?

安心最新設備や講じた対策だけでは手に入りませんよ。

 

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2017.5.27 mint

 

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