カレーハウスCoCo壱番屋(通称:ココイチ)さんが、産業廃棄物処理業者(ダイコー)に
「冷凍カツの横流し事件」により、会社の信用を傷つけられたとして
損害賠償を求めた裁判の判決が出ました!
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判決結果としてはココイチの勝訴で、約2,015万円の支払いを産廃業者に命じた。
※産廃業者=産業廃棄物処理業者
事件の概要はココイチが異物混入の可能性があるという理由で
産廃業者に冷凍カツの廃棄を依頼したのだが
当該産廃業者は廃棄した!と嘘の報告をして
別会社に冷凍カツを転売していたのです。
何故?事件が発覚したのか?と言うと
ココイチに勤めるパート従業員の方が
スーパーで買い物中に店頭に並ぶはずのない
業務用の冷凍ビーフカツが販売されている事を発見!
直ちに写真を撮り本部に連絡!
翌日には冷凍カツを転売していた事を認めさせて
警察に通報しているという、迅速な対応が話題になった事件でもありました。
この事件以降は食品業界で商品の廃棄についても
管理を求められるようになりました。
管理方法としてはココイチさんが打ち出した
商品はそのままの状態で廃棄しない!
(袋を破くなどの処理を行う)
もし商品の状態で廃棄するなら
社員が立会い必ず確認する!
(廃棄を委託する場合)
この2つが食品業界の
スタンダードになっているのではないでしょうか?
事件から約2年が経過しての勝訴判決をもって
「区切りがついた」というコメントを見ても
徹底して最後まで発生した事件に取り組んでいると感じます。
小さな食品事故でも同じですが
そこまでして一つの問題が終わるのではないでしょうか?
迅速な対応と最後まで徹底的に気を抜かない姿勢を見習いたいですね。
2017.12.27 mint