移動式?野生鳥獣の食肉処理施設が動き出す・・・

最近よく耳にするジビエ肉ですが、その名の通り「野生」の「鳥獣」なので

畜産されている動物と違って自然界に生息しています。

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もちろん!都心部ではなく、山などに生息していますよね?

という事は・・・近くに食肉処理施設がない場合が多いのです。

 

そこで野生鳥獣の解体に必要な設備を兼ね備えた

移動式解体処理車を開発し、普及させる取り組みが動き出しました。

関連資料①

自動車で野生鳥獣を解体する食肉処理業の施設基準ガイドライン

 

これに合わせて「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」も改訂され、

第4条の2項(食肉処理施設の施設設備等)に

「専用のはく皮作業等を行う場所」という言葉が追加されました。

関連資料②

野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)

 

これが移動式解体処理車のことで、

上記の資料には細かく、解体処理車の設備基準について書かれていて、

車とはいえ食品工場や飲食店並の設備を求めています。

 

ジビエは食中毒問題以外にも、寄生虫ウイルスの問題も未知数です。

加熱をすれば安心だとは言い切れません・・・

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関連資料①の内容を満たした、移動式の解体処理車が開発されれば

処理施設として最低限度の安全性は、確保されるかもしれませんが

ジビエは、まだ見ぬ危険がたくさん潜んでいます。

 

個人的には今まで長年、畜産されてきた動物の肉を食べる方が

安全だし、自然界のバランスも崩さなくて済むのかなとは思いますが・・・

 

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2018.4.5 mint